2007年6月28日木曜日

マハーバーラタ人名と用語

マハーバーラタに登場する名前やサンスクリット語の意味
(7月10日の読書会までの語彙―アルファべット順)

Anga アンガ

―― バーラタの中の国


Amba アンバ

―― カーシーの国の王の三人の娘のうちの長女。ビーシュマに連れ去られて、サルバの王との結婚のチャンスを失い、ビーシュマを呪い死ぬ。やがて、ビーシュマへの復習のために、ダルゥパダ王の娘として生まれる。後に、男性のシカンディとして性もかわって、ビーシュマに挑む。


Ambika アンビカ

―― カーシーの国の王の三人の娘のうちの次女。ダルタラーシュタラの母。


Ambaalika アンバーリカ

―― カーシーの国の王の三人の娘のうちの三女。パンドゥの母。


Arani アラニ

―― 摩擦で火をおこすために使う木の道具。


Arjuna アルジュナ

―― クンティと、名声高きインドラ神の間にできた子供


astra アストラ

―― 戦争で使われるミサイル。ミサイルは、聖なる力を授かっている。アストラは、一つ一つが、それぞれの神々によって統括されていて、アストラを使う者がマントラによって、その神をアストラに呼び起こす。


Asvamedha yaga アシュヴァメーダ ヤーガ

―― 王が行う規模の大きな馬を使った供養の儀式


Asvini kumara アシュヴィニ‐クマラ

―― 天界の神アシュヴィの子供


Baahlika バーフリカ

―― シャンタヌ王の兄弟


Bharatavarsha バーラタ‐ヴァルシャ

―― バーラタの国


Bhargava バルガヴァ

―― パラシュラーマの別の名前。ビーシュマや、ドロナや、ラーデーヤ(カルナ)の先生。


Bheemasena ビーマセーナ

―― クンティと風の神様であって、パワーの象徴であるヴァーユの間にできた子供


Chitrangada チットランガダ

―― ①Satyavatiとシャンタヌ王の二人の息子の1人 ②Gandharvaの王の名前で、同じ名前をもつ①のチットランガダを殺した。チットランガダの意味は、「多彩な腕輪で飾られた者」


Dasarnas ダサルナ

―― バーラタの中の国


Devaki デーヴァキ

―― クリシュナの母


Devavrata デーヴァヴラタ

―― シャンタヌ王とガンガーの息子で、後のビーシュマ。ガンゲーヤとも呼ばれる


Dharma ダルマ (1)

―― ダルマの意味はとても広く深い意味がある。簡単には「義務」とも訳される。しかしそれは、「宇宙の秩序」でもあり、「普遍の価値」でもある。だから、その「宇宙の秩序」「普遍の価値」にそった生き方や、それとの調和を目指した生き方もダルマと呼ばれる。そこから、個人の「義務」、「人の従うべき法律や教え」という意味も現われる。「宇宙の秩序」という意味から「生きた宇宙」そのものの意味、つまり、「神」の意味にもなる。


Dharma ダルマ (2)

―― ある神の名、ヤマ、カーラとも言われる。宇宙の秩序をつかさどっている神の名。


Dharmasastra ダルマシャーストラ

―― ダルマに基づいて成文化された国の法律の本。


Dhritarashtra ダルタラーシュタラ

―― アンビカと聖者ヴャーサの間にできた目の見えない王子。実際は腹違いの弟のパーンドゥーがクル族の王として国を統括するが、彼は、兄であるダルタラーシュタラを敬った。ドゥルヨーダナの父。


Drona ドロナ

―― バラッドヴァージャ(リシ)の息子。彼は、ダールタラーシュタラ(目の見えない王のダルタラシュタラの息子たち)と、パーンダヴァ(パンドゥの息子たち)に、戦いについての技術を教えた先生。アシュヴァッターマの父。


Durvasa ドゥルヴァーサ

―― 少女であったクンティに、神々を呼び起こし子供を授かるマントラを与えた聖者。シバの化身と考えられている。


Duryodhana ドゥルヨーダナ

―― ダルタラーシュタラとガンダーリの間の100人の子供の中の長男。


Drupada ドゥルパダ

―― パンチャラの王様。彼の国の都は、カンピーラ。ドゥリシュタデュムナと、シカンディーの父。ドラウパディの父。


Gandhari ガンダーリ

―― ダルタラーシュタラの奥様(お后)


Gandharva ガンダルヴァ

―― かすかな空(天国)の住人。あるクラスの天国の住人たちの総称で、ソーマ(重要な聖なる薬草)を守っているとされる。


Hastinapura ハスティナプーラ

―― パウラヴァスの治めてきた国の都


Hotravahana ホートラヴァーハナ

―― アンバの祖父で、パラシュラーマの良き友人。


Indra インドラ

―― 神々の中のリーダー格の神の名前


Kalinga カリンガ

―― バーラタの中の国の名


Kasi カーシー

―― バーラタの中の国の名


Krishana クリシュナ

―― ヴィシュヌ神の化身。ヴァースデーヴァとデーヴァキの間に肉体を持って現われる。


Kunti クンティ

―― パーンドゥの奥様。カルナ、ダルマプットラ、ビーマセーナ、アルジュナの母。ヴリシニ家(マーダヴァ、または、ヤーダヴァ)のソーラ王の娘プリタとして生まれ、ヴァースデーヴァの妹であるが、ソーラ王の従兄弟のクンティボージャの養子となりクンティの名を得る。


Kurukshetra クルクシェットラ

―― クルの一族が治めていた大地。後に、マハーバーラタの戦いの舞台となる。


kshatriya クシャットリヤ

―― 人はモクシャというゴールを求めて何度も何度も肉体をもって、生まれてくるが、そのゴールを得るまでの人の考えの成長の4つのステップを、シュードラ、ヴァイシャ、クシャットリヤ、ブラフマナという。ところが、人が生まれ変わるとき、それぞれの成長に適した社会や家族に生まれてくることから、生まれてくる家族の名前や、社会的な階級の名前をまた、シュードラ、ヴァイシャ、クシャットリア、ブラフマナと呼ぶようになる。クシャットリヤは、社会のリーダーとして国を守るための政治や軍事の仕事をつかさどる階級を言い表わすようになった。王家は、クシャットリアの役割をになう。詳しくは、ヴェーダーンタをはじめて勉強する人の為の本、「いーしゅわらーや なまは」参照のこと。


Maadri マードリ

―― パーンドゥの奥様。ナクラ、サハデーヴァの母。


Nakula ナクラ

―― マードリと神であるアシュヴィ‐クマラスの間にできた双子の1人。


Nara ナラ

―― 人間。ヒーロー。


Narayana ナーラーヤナ

―― 人間の究極の姿。ヴィシュヌ、あるいは、その化身としてのクリシュナを言う。


Narada ナーラダ

―― 創造の神ブラフマージと、知識の神サラスヴァティーの間に生まれた子供で、偉大な聖者。


Pandu パーンドゥー

―― アンバーリカとヴャーサの間にできた真っ白な子供で、クル家の王子。クンティとマードリの夫。


Pandava パーンダヴァ

―― パーンドゥーの子供たち。ユディシュティラ(ダルマプットラ)、ビーマセーナ(ビーマ)、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァ


Panchala パンチャラ

―― ドゥルパダ王の国の名前。


Paurava パウラヴァ

―― プールの子孫の総称。クルの一族もその家柄。


Praswaapa プラスヴァーパ

―― 世界を破壊する威力のある武器。「眠らせてしまうもの」が文字どうりの意味。


Rajasuya ラージャスーヤ

―― 王が行う大きな供養の儀式


Rudra ルッドラ

―― 破壊の神、シバの別の名前。シャンカラ。宇宙の破壊の力を慈悲の面から見た名前をシバやシャンカラと呼ぶが、恐れる人からみた面をルッドラと呼ぶ。「涙を流させる者」が文字どうりの意味。


Sahadeva サハデーヴァ

―― マードリと神であるアシュヴィ‐クマラスの間にできた双子の1人


Santanu シャンタヌ

―― ハスティナプーラの王で、ガンガーと結婚しデーヴァヴラタが息子


Shanmukha シャンムカ

―― シバ(シャンカラ)とパールパティの子供の一人で、ガネーシャの兄。彼はまた、カーティケーヤ、クマール、スカンダ、スブラッフマンニャとも呼ばれる。


Sankara シャンカラ

―― ルッドラを参照の事。


Satasringa シャタスランガ शतशृङ्ग

―― 山の名前で、意味は、「100の山頂」


Satyavati サッテャヴァティ

―― シャンタヌ王の奥様(お后)。漁師の娘。


Sikhandi シカンディー

―― パンチャラの王、ドゥルパダの娘として生まれるが、後に男となる。ビーシュマを呪うアンバの生まれ変わりとして、ビーシュマを滅ぼす間接的な原因となる。


Suka (1) シュカ

―― ヴャーサの息子。バガヴァットプラーナの語り手。


Suka (2) シュカ

―― サヤティの息子で、弓道の名手。パンドゥの5人の息子に、森で弓道を教える。


swayamvara ソヴァヤムヴァラ

―― 王家の娘がご主人を選ぶためのイベント。


upanayana ウパナヤナ

―― 9歳になった子供たちがグルからマントラを授かる儀式。その後、親元を離れて、先生と暮らしてヴェーダを勉強しはじめる。


Vanga ヴァンガ

―― バーラタの中の国


Vyaasa ヴャーサ

―― 偉大な聖者。漁師の娘であったサッテャヴァティと、聖者パラーシャラとの間に生まれた。ヴェーダを知り尽くし、ヴェーダヴャーサとも呼ばれる。マハーバーラタの作者。ブラフマスートラの作者。シュカ、ヴィドゥラ、ダルタラーシュタラ、パーンドゥーを参照のこと。


Vasanta ヴァサンタ

―― 春、愛の神


Vasudeva ヴァースデーヴァ

―― クリシュナの父。


Vayu ヴァーユ

―― 風の神


Vichitraveerya ヴィチットラヴィーリャ

―― Satyavatiとシャンタヌ王の2人の息子の1人


Vidura ヴィドゥラ

―― アンビカがヴャーサを恐れる余り、彼女に仕えていたメイドが身代わりになり、ヴャーサの間に生まれた子供。ダルタラーシュタラやパーンドゥとの腹違いの兄弟で、ダルマに誠実で賢者。クルの王国に仕える大臣となる。


Vishnu ヴィシュヌ

―― 生きた宇宙全体をバガヴァーンとするなら、その宇宙の破壊、創造、維持の3つの面の維持をつかさどる神。富の女神ラクシュミと一体となる。


Vrishni ヴリシニ

―― ヤーダヴァ家やマーダヴァ家の別の名前。クンティの兄弟や従兄弟たちにあたる。ソーラ王の息子が、ヴァスデーヴァで、娘がプリタ(クンティ)。


Yaksha ヤクシャ

―― 神々の中のひとつ。神の中でも、人間に近いクラスの神の総称。


Yudhishthira ユディシュティラ

―― クンティと宇宙の秩序をつかさどる神であるダルマの間にできた子供。

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